小説講座の内容。
新しいことを聞いたというより、
どこかで聞いたようなことを、わかりやすく説明してもらった感じです。

●したよみさんが何をチェックするか。
・テーマ
・ストーリー→「いつ、だれが、どこで、どうした」
        これに「なぜ」がちりばめられると物語が活きてくる。
       「どうしてこの人はこんな行動をしたか」
       「何で、こんな服を着ているのか」とか
・文章→ 文章の意味が通じるか、「てにをは」が適切か。
      説明が重複していないか、使い古された表現はないか。

●小説家はサービス業であることを忘れないこと。
・読者に何をあげたいか、よく考える。
・人に読ませることを意識し、「ああ、こういうのもあったか!」
 という新鮮味を持たせること。
・作品にわくわくさせる要素があるか。
・キャラに魅力はあるか。

●文章・原稿について
・極端な話、副詞・形容詞・接続詞はいらないと思っていい。
 →接続詞・副詞は基本的にひらがな。(こだわりがなければ)
・文章はリズミカルに。
・原稿の視覚的な美しさを大切にすること。
 字間は狭く、行間は広く。

●作品内容について
・200枚書いて、150枚にするつもりで書くこと。
 書き出しとラストは不要だと感じる応募作品が多い。
・「たとえば」の世界(空想世界)から帰ってこない話はダメ。
・大げさな言葉、表現はやめる。
・「悲しい」「くやしい」「むなしい」は説明だから、
 言葉をそのまま使わないこと。
 出来事を書き、そこから読者に読み取らせる。
・登場人物のバックボーンは一章にまとめるか、徐々に出すかの手があるが、
 どちらを取るにしても、退屈させないことが最優先。
・その場面に必要な人物情報、エピソードしか入れない

●作品世界が「目に浮かぶか」を常に意識する
・読者がそこに入り込めなければだめ。
・自分の文章から絵が浮かび上がってくるか。
 においは? 音は?

●物語の「細部」と「無駄」の違い。
 細部→物語の柱には関係ないが、映像を作り出すために必要。
     これがないと目に浮かばないというもの。
     桃太郎の服とか。
 無駄→同じ説明の重複。
     一人のシーンは、あんまりいらないことが多い。
     あと、主人公の寝ている部屋の天井のしみがどうとか、
     カーテンが何もようとかも。
     (物語の本筋で使うなら別)

●子どもをかくとき
・子どもの視点で書く、ということを強く意識する。
 たとえば、子どもは目線が大人のおなかのとこだから、
 そこから見あげると、多くのものに圧迫感・威圧感を感じる。
・どういうふうに物を見ているか、肉体の感覚から発想する。
・男の子は中一くらい、女の子は小五くらいまで、
 「よっぱらいだ」という認識を頭のかたすみにおいておく。
 突然叫んだり、ふざけたり、わがままを言ったり。
 大人の感覚で書くと、やたらと聞き分けのいい子ができあがる。
・自分の子どものころを、よく思い出す。
・子どもは「世界はわたしである」という全能感を持っていて、
 社会と関わる中で、「そうでない」ことを知る。
 その悲しみや悔しさが、大人への反発になる。

こんな感じ。

よっぱらい発言は、おもしろいと思った。
あと、やっぱり「映像化」ということは強調されてた。
今、ちょっと思い出したけれど、
物語を書くとき、カメラワークを意識しろって言ってたの誰だっけ?
映像化は童話学校のときにも何度か聞いたなあ。

細かいことも大ざっぱなことも言ってたけど、
結局
「書くときは、ごちゃごちゃ考えずにとにかく書く!」で、
直すときにじっくり考えなさいって言ってました。

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