お友達(と言っていいですか?)、三野誠子さんのデビュー作です。

近所の書店に並んだ日に買いました。
うふふ♪

あ、でも、私が買わなければほかの子どもの手に渡ったのかしら…。

お話は夏らしく、かわいく、楽しい仕掛けがいっぱいです。
女の子同士の秘密の共有って、どうしてあんなにわくわくするんだろう。
無理なく最後まで流れて、満たされた気分になる本でした。

私もいつか高層マンションのエレベーターで
のぼっておりて、をしてみたいです。
ISBN:4043791011 文庫 森 絵都 角川書店 2005/06/25 ¥460

森絵都さんは、「くせのある人」を書くのがうまいなぁと思う。
カラフルのプラプラもそうだし、ダイブのときのあのいかつい子(名前忘れた)も
で、この本で一番印象に残ったのは、「子どもは眠る」の章くん。
最初は嫌なやつだなぁと思わせておいて、
きちんと余韻が残るようなひっくり返し方をするのがすごい。
あと、モチーフを巧みにおりこんでいるところも。

最近、読むものにひっぱられて、自分の物語のテンションがそろいません。
ふわっとするのか、シャープにするのか、おちょくった感じにするのか、
いまいち迷いがあります。
迷うより今は書けよ、と自分でも思っているんだけれど。

幸福な食卓

2007年2月6日 読書
瀬尾まいこさんは、気持ちがすんとするような爽やかな文章を書きます。
私は「天国はまだ遠く」を一番最初に読んだのだけれど、
両方とも人の生き方について、深く見つめています。
映画化されているんだけれど、この話だと私は泣いちゃいそうだなと
思って、見に行くのどうしようかと思っています。
たぶん、主人公の佐和子に感情移入してしまいそうで。
最近は石井睦美さんも好きで、こういうナチュラルな文章がかければ
いいなあと思います。

話は変わって。

今週から部署移動に伴う席替えがあり、上の姉が斜め前になりました。
相変わらず仕事に関しては鋭いつっこみで、どきどきしますが、
顔をあげると話ができる環境はとてもよいです。
でも、このごろ、仕事に関して疑問を持ち始めてます。
このままでええんだろうか。はて。

それにしても、今年の冬はあったかいですね。
いいの?こんなんで。

そして、私は二日連続実家帰り。
妹の話相手+母の様子見。
童話ではなく、完全に趣味なんですけども。

元は全然知らなくて、
ただ、数年前某仕事のお手伝いをしたとき関わりのあった声優さんが
出てらっしゃるのでアニメ何回か見て、
んで、小説買い始めたのですが、おもしろくてはまっちゃいました。
私が上の姉、下の姉と呼ぶのはひそかにここから来てます。

雰囲気が好き。
なんとなく好き。

こんな女子高あるのかな。
自分自身ふりかえると、大学のときはこんなおっとりした雰囲気はあったかも。
(でも、お嬢な学校じゃなかったけど)
私の性格に合っていたのもあるんでしょうが、
女子大時代が一番好きなこと勉強して、好きなことやって、好きなように暮らしていたな。
みなさま、読みました?

私は遅ればせながら今週読みました。
最近ぼろきれになりながら、なんとか日記が書けているのは、
この本のおかげではないかというくらい好きです。
土曜日、無性に読みたくなって買ったのですが、
こんなに「買ってよかった〜」と思える活字本は久しぶりです。
推理もので謎解きに夢中になって、でも最後はなるほどと思えて、
あったかくなったり、考えさせられたり。
これを読むとまた作中にある本が読みたくなります。策略?

梢さんには一度しかお会いしていないのですが、
なんとなく本全体に漂う知的でおしゃれな感じが、
梢さんだなぁと思いました。
とか、知ったかぶるほど存じ上げていませんが。でも、私の中ではりっぱにお友達。

私は書く人なので、ちょっと読み方が違うのかもしれませんが、
書く楽しさを思い出させてくれる本です。

時は流れて

2006年6月6日 読書
風邪ひいて、ショック受けることがあって、
やっぱりこの本に戻ってきました。
最後の展開は気に入らないけれど。
というわけで、私の心は今、信州菅平にいます。

昨日の晩、りゅーから半年ぶりくらいに電話があったので、
試しに「心あたたまる言葉をなんか言ってみて」と言ったら、
奴は「ゆたんぽ」と。

ちがう! そういうことじゃない!

そんなわけで、読み返してます。
今、かむなびでの結婚式のところ。一番好きなところかも。

あと、師匠の教室に通い始めて半年。
そろそろ「長編書きなさい」と言われそうなので、
前にちょこっとかじったI崎先生の創作講座のコピーを参考にして、
ストーリーシート作り始めました。
4分の1もいかないうちに、壁にぶちあたってるんですけど。
進捗は追々。
映画のHPを今日たまたま見て、また読み返したいなぁと思いました。
ただ新しい家に置くには重過ぎる…。

ブレイブストーリーって、上巻は少しとろとろ進むけれど、
下巻は本当におもしろかった気がします。
特に最後の選択で、「ここで運命を変えたとしても…」ってな感じのシーン。
まだ読んでない方いらっしゃると思うので、ここでは伏せますが、
たとえるなら、ラスボスを倒さないハッピーエンドがすごく新鮮でした。
ISBN:4043790015 文庫 笹生 陽子 角川書店 2005/06/25 ¥420

某K談社佳作出身の作者。
本当にうまい。
この人はデビュー作もそうだけど、文章がとても軽快で、
キャラがすごーく立っている。
このくらい文章にひっかかりがないといいなあ。
でも、この人の文体は私には出せないと思う。
それがこの間の講習会で話していた
「その人なりの特徴」ということなのかしら。どうなんしょ。

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