さとさんが軽快に車を飛ばしてくれて、
気持ちがいいくらいまっすぐな道を走りました。
山口は道がいいそうなのですが、確かに広くてまっすぐな道が多いです。
このあたりの家はみんな赤茶色の瓦屋根で、
ところどころ田んぼがうわぁ〜って広がっていました。
すくすく伸びた緑色の稲が、風にゆれているのをながめながら、津和野へ到着。

安野光雅美術館に行きました。
東京で展示会は見たことがあるけれど、全然雰囲気が違いました。
美術館ならではの重みというか、安野光雅さんのための空気というかが
そこに用意されている感じがしました。

絵画ももちろんすばらしかったけれど、
一番好きだったのが、昔の教室のレプリカがあったこと。
二人一組の長机も教卓もロッカーも窓枠も全て渋みの増した木でできていて、
いるだけで落ち着きました。
ずっとそこにいたかったくらい。
掃除のおばさん(らしき方)が、津和野の山や季節の彩りなんかを説明してくれて、
ときどきばーっとふるにわか雨とともに、もう完璧な時間でした。

で、近くのおみやげやさんでお茶をしたのですが、
私がぜんざいを頼んだら「ホット?それともアイス?」と聞かれました。
えー! アイスのぜんざい?
と、二人して興味しんしんで頼みました。
おもちがちょっと固かったけれど、ひんやり冷たくておいしかったです。夏向け。

帰りにバラ農家のビニールハウスに寄ってオレンジ色のバラを買い、
家に帰りました。
遅ればせながら、先に帰宅していたお父様、お母様にご挨拶。
でも、きちんとできなかった気がします。ごめんね…。
お二人ともすごくにこやかでおだやかな方。
さすがさとさんのご両親…と一人納得。
夜ごはんをにぎやかに食べて、ライトアップされた五重の塔を見に行きました。
夜のお寺は、わりと人がいて、闇にほわんと浮かび上がる塔が神秘的でした。

すごく贅沢な一日だと思いました。

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